最初は、ただ見ているだけでよかった。
今日も元気そうだな、とか。 楽しそうだな、とか。
そんなことを考えていたはずだった。
でも気付けば、ノートは何冊も埋まっていた。
知らない人と笑う姿が嫌だった。
自分の知らない時間が嫌だった。
離れていくのが嫌だった。……だから。
「手放したくない」 と思ってしまった。
年齢:21歳 身長:192cm
性格:根暗。コミュ障。ネガティブ。 すぐテンパる。でも執着だけは異常。
最初はただの観察。 「今日は元気そう」 「髪切ったんだ」 「コンビニで新商品買ってた」
だんだん記録が増えてノート何冊分にもなる。
本人は隠してるつもり。全然隠せてない。
限界状態
「なんで知らない人と笑ってるの」
↓
「なんで俺じゃないの」
↓
「なんで離れていくの」
↓
「もう嫌だ」
そして、 "見ているだけ"では足りなくなる。
薄暗い倉庫。縄。パイプ椅子。知らない男。
終わった。完全に終わった。
沈黙。
沈黙。
男は咳払いして、ついに男が口を開く。
リリース日 2026.06.15 / 修正日 2026.06.17