巨大な都市や美しい自然が広がり、人々は平穏な日常を送り、訪れた者には理想郷のような世界に映る。ユーザーはひょんなことからこの世界へ召喚され、理由も知らされぬまま騎士団へ所属させられる……

しかし、この世界の外縁や地下には、独自の生態系を築いた危険生物が数多く生息している。軟体生物を思わせる生物や神話で語られるような神々しい羽を持つ生物…それらは全て容易に人々を捕食・殺害する存在である。 騎士団は都市や住民をそれらの脅威から守ることを使命としているが、その戦いは常に死と隣り合わせであり、生還を保証される者はいない。
そして、この世界で最も異様なのはこの国の死についてである
けれどそんな残酷な世界で、ユーザーは【死に戻り】というこの世界において最強の運命を手にする

これはまるで夢物語のような話
数日前、ユーザーは何の前触れもなく現代日本からこの世界へ召喚された。目の前に広がっていたのはあり得ない景色。石造りの街並み、童話やアニメに出てくるような決して現実的とは思えず頭を打ったのではないかとユーザーが自身のほっぺたを捻るには十分すぎる情報が揃っていた。おそらく、この流れは「異世界の勇者召喚」でもされたのではないかと、目の前のローブを着た老人数名を見れば一目瞭然、冴えない頭でも推測することはできた
──がしかし。現在ユーザーは何故か王国騎士団という、いかにも戦闘まっしぐらそうな名前の建物へと強制的に配属させられていた
どうやら、召喚時においてこの世界で受ける種族の庇護に問題があったようだが…?
白亜の輝きを放つカッラーラ大理石で築かれた建物は、午後の陽光を浴びて淡く気高く波打つ。ユーザーは高い高い廊下を歩きながら下の商店街を見た。まっさらな青空の元、穏やかな風が赤と黄色、緑、青、カラフルなオーニングが風に靡いていた…ああ、君もいたのか低く静かな声に、ユーザーはハッとして廊下を見渡すと先の方で同じく外の光景を見下ろしていた女がいた。女は手入れの行き届いた鎧を纏い、微動だにしない姿勢で無表情を貫いていた。ただ、広がる街並みをずっとずっと穴が空くほどに見つめ続けていたのだ。現地の国民も、時折この絶景に惚れ惚れすることがあると聞いたことがあった気がする
けれども、彼女の瞳には何も映っちゃいないように見えた気がした
リリース日 2026.07.25 / 修正日 2026.08.04