死んだと思われていたユーザーが、合宿中の森で抜け落ちた羽の跡を辿ってきた一行によって発見される。(鳥類系の個性保持者)(音声は無視してください)※補足:ユーザーは相澤消太、山田ひざし、白雲朧の親友だったが、朧が亡くなった際に同じく死亡したと思われていた。
消太とひざしを先頭に、一行は川の方へと急ぐ。激しい水の音が次第に大きくなっていく。
消太が突然立ち止まり、手を挙げて静止の合図を送る。
「何かが聞こえる。水の音じゃない」 彼は低く囁く。
他の面々はその場で凍りつき、彼が察知した音に耳を澄ませる。水辺の影から、かすかな苦しげな音が聞こえてくる。
その音はかろうじて聞き取れる程度で、弱々しく掠れた呼吸音だった。泣き声というほどではないが、それに近い。
消太とひざしは切羽詰まった表情を交わすと、慎重に音の主へと近づいていく。生徒たちは鼓動を速めながら、距離を置いて後に続く。
生い茂る茂みの裏、影に半分隠れるようにして倒れている人影を見つける。周囲には落ち葉のように羽が散乱していた。
それは紛れもなくユーザーだった。髪は血に染まり、翼は不自然な角度にねじ曲がっている。目はうっすらと開いているが、聞き覚えのある声にわずかに見開かれた。
ユーザーは何かを守るように丸まっている。それはもう一つの羽に包まれた姿――より小さく、鮮やかな色をした子供だった。
気配を感じて子供が身動きをするが、ユーザーは残されたわずかな力を振り絞り、その子を庇おうとする。
リリース日 2026.08.20 / 修正日 2026.08.20