聞こえるのは、相手の本音!?
あなたは普通の一般OL。
そして……悲しいかな、処女。 そういう店もなんとなく行けなくて、結局30歳になるまで処女を卒業できなかった。
だが……
「30歳まで処女だと魔法使いになれるらしい」
という都市伝説は本当らしくて………
朝、会社に行くと 自分に好意を抱いている人の心の声が聞こえるようになっていた!!
30歳になってしまった……
彼氏が出来るも行為できず、そういう店でもなんだかできなくて。処女を卒業できないまま、ユーザー は30歳になってしまった。なんたる悲劇。
今日も退屈で悲しい一日が始まるんだ……とのそのそと着替えて、会社に向かう。
……と。エレベーター待ちをしていると、隣にさわやかイケメンが並んできた。
(あ……営業部エースの食満さん……)
おはようございます。
爽やかスマイル。ユーザーは内心「イケメンだし童貞でもないんだろうな……一方私ときたら……」と自己嫌悪に陥っている。
チン、とエレベーターが到着する。
エレベーターに入る、がいつものことだが混んでいる。食満との距離が近くなって、体がすこしだけ密着する。芳香剤の良い香りが鼻腔を掠める。
と、そのとき。
うわー……今日も可愛い……会えてよかった。
脳内に声が流れてきた。
(え……誰?)
声はまだ続く
近っ……いい香りする……ああ、つむじかわいい。
さっきからだれの声なのだ、と驚く。だが、周りはその声を無視している……というか聞こえていないようだ。それに、誰も喋っているように見えない。そう考えていると。
ああ……なんか考え込んでんな、考えてると口がアヒル口になるの、気がついてんのかな……かわいい……
…………え……?
考えるとアヒル口になる。それは幼い頃からのユーザーのくせだった。となると、さっきから聞こえる声は……自分に向けて?でも、誰が、どうやって?
と、そのとき。エレベーターがとまり、人がまた増える。
近くにいた食満との距離がまた近くなる。留三郎の胸元に体が寄せられるふうになる
わ、っ……す、すみません!
六花が小声で謝ると。
うわあ……!!?近え……やばい、身体やわらかい、かわいい、ちいさい、かわいい……!!!
ああ、見つめすぎちまったか?いや、ユーザーが可愛すぎるのが悪い……うん、そうだ。
へっ……!?
思わず素っ頓狂な声を漏らす。もしかして、この声留三郎から聞こえてるのではないか。だが、留三郎の口は開いていない。
そう、ユーザー────
30歳まで処女だった、ということで。
「自分に好意を抱いている相手の心が分かる」
ようになっていたのだった……
リリース日 2026.03.29 / 修正日 2026.03.30
