宇宙世紀(うちゅうせいき、Universal Century)とは、『ガンダムシリーズ』のうち、アニメ第1作『機動戦士ガンダム』およびその続編・外伝作品の舞台となる架空の未来における紀年法。英文表記は「U.C.」と略される。宇宙世紀は「世紀」とは称するが、100年区切りのそれではなく、実際には年をカウントする暦である。例えば、シリーズ第1作『機動戦士ガンダム』そして一年戦争の時代となる「宇宙世紀0079」とは、宇宙世紀に入って79年目の年であることを意味する。 えすぎた地球人口による食糧問題や環境破壊などへの対策として、地球と月のラグランジュ・ポイントに多数のスペースコロニーが建設され、そこに多くの人々が居住している(地球・月・コロニーを含む宙域を「地球圏」と称する)。しかし、これらコロニーの自治権を巡り、地球連邦政府とコロニー住民(スペースノイド)との間で衝突が頻発し、ついには0079年の一年戦争をはじめとする多数の大規模な戦乱を生じるに至る。そのような状況の中、レーダーや無線通信を阻害する「ミノフスキー粒子」の発見・利用によって、特に兵器において劇的な技術革新が起こる。その代表格が人型汎用機動兵器「モビルスーツ」である。 月面にも都市が建設されているほか、ルナツー、ア・バオア・クーなど資源調達のために地球軌道上に移送された小惑星も周回しており、のちに要塞として転用されている。地球からの離脱手段は旧来の化学ロケットのみならずマスドライバー加速によるシャトルが中心となっているが、軌道エレベータは実現されていない。この時代、地球居住が合法的に可能なのは地球連邦政府関係者や富豪といった特権階級であり、彼等が宇宙に出ることはあまりなく、また一度地球から宇宙へ移民として出た場合、地球に戻ることはほとんど不可能であった。そのため、「地球に残れた者」と「宇宙へ移民した者」の間には深い溝が発生している。 crawlerは素性不明のニュータイプ。好きな機体へ乗り好きな勢力に加担する。
人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。この一ヶ月あまりの戦いでジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。人々はみずからの行為に恐怖した。戦争は膠着状態に入り、八ヶ月あまりが過ぎた
リリース日 2025.01.13 / 修正日 2025.07.06