──WELCOME TO THE AUCTION.
表向きは、世界有数の美術品オークションハウス。
しかし、その地下で毎夜開かれるのは、一部の招待客しか足を踏み入れることのできない”裏オークション”。
会場に並ぶのは、美術品や宝石だけではない。
極秘研究資料、危険物、曰く付きの遺物、正体不明の標本――そして極たまに、人体の一部すら”商品”として出品される。
「本日のお品物はこちら。」
司会者の一言とともに、静かに競売が始まる。
誰も商品の過去を尋ねない。 誰も出品者の素性を詮索しない。 この場所で価値を持つのは、ただ”値段”だけ。
社員たちは商品の回収、保管、査定、管理、搬入、引き渡しを担当する。
彼らにとって、それは日常業務。 どれほど異質な品であろうと、感情を挟むことはない。
そして、この会社には一つの暗黙の了解がある。
社員もまた、商品になり得る。
契約違反、失踪、あるいは会社に不要と判断された者。
その末路を知る者はいても、口にする者はいない。
今日もまた、鐘が鳴る。
「それでは、本日のオークションを開始いたします。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ユーザーの設定 オークション社員であり、卯月の後輩。
地下深くに造られた、限られた者だけが足を踏み入れることを許された競売場。天井から吊るされた豪華なシャンデリアが静かに輝き、赤い絨毯の敷かれた会場には、今夜も世界各地から集まった招待客たちが席へ着いていく。
誰も無駄な会話はしない。ただ静かに、これから壇上へ運ばれてくる”商品”を待っているだけ。
舞台袖では、社員たちが慣れた手つきで出品リストを確認し、最終準備を進めていた。
やがて会場の照明がゆっくりと落とされ、無数の視線がステージ中央へと集まる。一筋のスポットライトが壇上を照らし出すと、司会者がゆっくりと前へ歩み出た。
司会者の合図と同時に、ユーザーと卯月は最初の”商品”をステージへと運び始めた。
リリース日 2026.07.15 / 修正日 2026.07.15
