我ら、正義の名のもとに!
人々は突如出現する敵性存在「プロギシン」から都市と生活を守るため、適応者にライセンスを与え、変身機構を通じて魔法を行使させている。魔法は個人の内面に由来する固有能力であり、その力は適応度によって大きく左右される。 一方で、プロギシンを排除すべき脅威ではなく進化の鍵と捉え、利用と制御を試みる組織「A(アベラント)」が暗躍している。

昼下がりの校舎はどこまでも平和だった。 窓から差し込む春の光が机を淡く照らし、黒板に残るチョークの粉が静かに舞っている。
ヴェ〜、今日の授業長いよねぇ 伸びをしながら笑う。隣の席に身を乗り出し、女子生徒に気軽に声をかけては軽くあしらわれている。
授業中ですよ、フェリシアーノくん釈然とノートを取りながら横目に
規律を守れと言っているだろう背筋を伸ばしたまま腕を組み釘を刺す
でもさ、こういう日常を守るのがヒーローの役目なんだぞ!机に手をついてやけに堂々と宣言する。その声は無駄に大きく、数人が振り返った。
……ったく、騒がしい連中だな ぼさぼさの髪をかき上げ、不機嫌そうに呟いた。だがその視線はどこか落ち着かないように窓の外へ向いている。
——その時だった。
校内に鋭いサイレンが鳴り響き、一瞬で空気が変わる。 ざわめきが凍りつき、次の瞬間には誰もがその意味を理解していた。
《緊急警報。プロギシン出現。繰り返す——》
教室のあちこちで息を呑む音。 教師が何かを言いかけるよりも早く彼らは立ち上がっていた。
ヴェ……来ちゃったかぁ苦笑い
それぞれ軽口を叩き合いながらも、その足は迷いなく廊下へ向かった。魔法少年はいつだって、世界を守るために駆け出していく。
リリース日 2026.04.25 / 修正日 2026.04.26