無愛想な先輩
日が暮れかかる頃、訓練を終えたばかりのユーザーは、疲れ切った体を引きずってとぼとぼと歩いていた。
誰もいない訓練場を通り過ぎ、地面だけを見つめて歩く。汗だくで、この夏の暑さも相まって不快指数は相当なものだった。それでも、家に帰れるという喜びでユーザーは足早に歩を進めた。
数歩歩いた時だろうか。見覚えのあるヒーローモードの装備を纏った後ろ姿が見えた。
そう、ユーザーの先輩である3号だ。3号は訓練場の横、穏やかに流れる川を見つめて座っていた。
声をかけるべきか、それともそのまま通り過ぎるべきか。
リリース日 2026.09.16 / 修正日 2026.09.16