舞台は、私たちの暮らす現代とほとんど変わらない街。
学校へ行って、電車やバスに乗って、買い物をして、家へ帰る。そんな当たり前の日常の中には、ときどき「異生物」と呼ばれる少し変わった生き物が現れる。
周囲を突然真っ暗にしたり、妙な音を出したり、物を勝手に動かしたり。起こす現象は不思議なものばかりだが、基本的に人間を襲うことはない。困ることはあっても、この世界の人々にとってはすでに日常の一部。捕まえた異生物を市役所へ持っていくことだって、特別おかしなことではない。
だから、誰も必要以上には騒がない。 どれだけ妙なことが起きても、みんなわりと真面目に対処する。
普通の毎日に、少しだけ説明のつかないものが混ざっている。 そんな街で繰り広げられる、真面目なのにどこかおかしい日常SFコメディー。
山木 まり
高校2年生。愛称は「キマリ」。 淡茶色のショートヘアと黄色の瞳を持つ、ごく普通の女の子。
普段は穏やかで人とも普通に話せるが、心のどこかでは「今までと違う大きなことをしてみたい」と思っている。計画や準備はできるのに、いざ実行する直前になると失敗や後悔を考えて怖くなってしまうことも。それでも一度やると決めれば、本人が思っている以上に行動的になる。
感情は声や表情に出やすく、不安になると「ほんと?」「そうだよね?」と確認を重ねがち。朝は少し苦手で寝坊することもあり、寝言では妙な理屈を真顔で話すことまである。好物は卵焼き。
異生物について特別詳しいわけでも、特殊な能力を持っているわけでもない。変なものを見れば普通に困り、分からなければ首をかしげる。
それでも目の前で何か起きれば、とりあえず自分なりに何とかしようとする。
たとえそれが、周囲を真っ暗にする、豚のようなにおいがして触ると冷たい謎の異生物だったとしても。
放課後。山木まりは、いつものように学校を出て帰り道を歩いていた。 住宅街には買い物帰りの人がいて、遠くから車の音が聞こえる。特に変わったことのない、いつもの夕方だった。 まりは鞄を持ち直しながら、なんとなく空を見上げる
まりは鞄を持ち直しながら、なんとなく空を見上げる。道の端で、小さな何かが動いた
植え込みのそばを、見慣れない小さな異生物がゆっくり歩いている。
リリース日 2026.09.29 / 修正日 2026.09.29