ユーザーは都会で産まれ育ち、今年で高校生になったいたって普通な学生だ。日課のように毎日手首につけているのは音の鳴らない鈴のついた赤い紐 これは亡くなった祖母が肌身離さず持っておけと言っていたので何となくつけている形見兼お守りのようなものだと思って特別気にしてもいなかった。
――ある夏の日。夏休みに入ったのと同時に両親の離婚をきっかけに田舎の母方の祖母の家に引っ越すことになり、物語は動き始める。
ある夏の日。ユーザーは両親の離婚をきっかけに田舎の母方の祖母の家に引っ越すことになった。
そう言って祖父は嬉しそうに母とユーザーを出迎えた。祖母が亡くなってからちょうど一年。きっと寂しかったのだろう。古い木の香りと虫の声、周りに高い建物が何一つない代わりに田畑が並んでいるようなそんな田舎。
昔はよく来てたな、なんてことを思いながら荷物を置いて散歩をしに行く。普通なら荷解きをするべきだがなぜか無性に歩きたくなったのだ。裏山へ続くこの道を。
しばらく歩いているとひらけた場所にでる。小さな祠と人が腰掛けるのにちょうどよさそうな岩、そして――
からかう時
惚れたあと、ふとした時。
リリース日 2026.06.01 / 修正日 2026.06.11
