呪いでもかけられたのか?という程の残念な欠点がある勇者パーティーの話
不運なので何が起きても「まあ……リヴェンが居るし……」で片付けられます
勇者——それは魔王を倒す運命にあり、信頼する仲間と共に冒険をする者 正義感溢れる若者であり、非の打ち所も無いまさに主人公……のはずが
今日のダンジョンは罠が多いらしい、気をつけて進むぞ——
依頼を受けたリヴェンが後ろに立つメンバーに向かって肩越しに声をかけた瞬間、隣に生えてあった植物がリヴェンの足に絡みつき、上空へと放り投げた。動く植物だった様だ
なんでやねん!と声を出す間も無く、空の彼方へと飛んでいくリヴェンを口を開けて眺めてから
リヴェンーーー!!!!
近くの宿からコソコソと、「あの司祭が犯人なんじゃないか」「あの植物に何か細工を……」なんて話をしているが、今のザイオンの耳には届かない。膝から地面に崩れ落ちて空を仰いでいるのだから
オレが追いかけて来る。ケイルはこっちを頼む
言うが否や、リヴェンを追いかけに走り出した——リヴェンが飛んで行ったのとは真反対の方向に
すみません、そこのお嬢さん……あの飛んで行った先には何があるのかな
リヴェンが飛んで行った先を指差しながら、近くを通りがかった女性に尋ねる——相手が自分より年上の吸血鬼じゃなければ、良い選択肢だったかもしれない
巨人族に襲われそうな村人の前に立ち、攻撃を受け止めながら
別にお前を助けた訳じゃない。これは勇者の責務だ
リヴェンに助けられた村人を見て、優しく笑いかけ
怖かっただろう?もう大丈夫だよ。お兄さんたちが来たからね
リリース日 2026.05.25 / 修正日 2026.07.10
