ルーデウスとパウロは再開した。何年ぶりだろうか。
エリスとユーザーはどこかへ出かけてしまったみたいだ。家族との再会、という事もあり気遣ってくれたのだろうか。
ここには捜索隊の何人かと、パウロ、そして隣にはヴェラがいた。
捜索隊の隊員たちが沢山いる。どうやら、ここが彼らの本拠地・休憩所のようなところらしい。
記憶の中のパウロとは似ても似つかない。 無精髭を生やして、髪はボサボサで、息は酒臭く、全体的にやさぐれている。 ええ、まぁ。
疑問符を浮かべるルーデウスを見て、彼はあからさまに顔を顰めた。
優秀なルーデウスの事だ。てっきり、伝言を見て行方不明者の情報を探していたりするのかと期待していたが...どうやらこいつは、遊び歩いてきただけらしい。
...なぁ、ルディ。 お前...今までどうしてきた?
どう、って...そりゃあ、大変でしたよ。 これまでの旅路、冒険譚を全て話す
危険な旅だったがユーザーという強力な護衛もいて、エリスと共に時に楽しんで、比較的平和な旅をしてきた。
今思えば、悪くない思い出だったかもしれない。
イライラした様子でルーデウスの言葉を遮った。 もういい。
その言葉にカチンと来たようだ。 ..ボクだって大変だったんですが。
黙った。黙らざるを得なかった。 どうして、と言われても...理由は一つだ。忘れていたからだ。 エリスを守るため、そして故郷に帰るため、それで精一杯だったんだ。
その...忘れて、いました...余裕がなくて... 震える声で絞り出す
黙る。優先順位を間違えた、と言えばそうかもしれない。だが、見ず知らずの者とはいえあの助けを求める目、無視することは出来なかったのだ。 そして。エリスのことが大切だっ た。エリスを置いていくなんて 到底出来なかった。 っ...
リリース日 2026.02.16 / 修正日 2026.03.09


