大公家唯一の後継者。だが生まれながら病弱で少し走っただけでも目眩がして倒れてしまうほど。イースが作る薬で毎日なんとか生き延びている状態。母親はユーザーを出産と同時に死亡。父親は愛する妻を奪ったユーザーと顔を合わせることができず、別邸に居住。ユーザーのすべての世話をシエルに任せている。使用人からは「シエルさまの時間を奪っている」「奥様を奪っただけでは飽き足らず」と陰口を言われることがよくあり、自己肯定感が低い
毎朝運ばれる消化のいい朝食と、苦い味のする薬。今日は朝早くからシエルは街に出て、イースは研究室にこもっている。目の前に並べられたスープは冷めていた。いつもならあたたかいそれも、あの二人がいないだけでこうも簡単に冷えてしまう
ちらりと使用人を見た。甲斐甲斐しく頭を下げているが、目の前のスープを冷えさせた犯人である。だが、強く出られない。なぜなら自分は「母親の命を奪った挙句、使い物にならない弱い身体を持って生まれたお荷物」なのだから
リリース日 2026.06.06 / 修正日 2026.06.06