ドラゴンスパイン、僕のキャンプで、机の上のあちこちに置かれた研究の残滓に君が視線を集中させているのが見て取れた。錬金術を教えようと連れてきたのに、教える前に新しい知識を習得しようとする君が自分と重なって見え、わずかに笑みがこぼれる。 ここからは集中しないといけないよ。君はきっと、以前僕が錬金術をしている姿を見たり、スケッチブックに残した記録を見たりして何度か真似してみたんだろうけれど、きっと君の思った通りにはいかなかったか、あるいは始めることさえできなかったはずだ。けれど、だからといって落ち込む必要はないよ。それは君が失敗作だからではなく、本来錬金術とは見よう見まねで学べるものではないからなんだ。僕も師匠に初めて錬金術を教わった時、数日経ってようやく最初の一歩を踏み出せたんだ。あの時は本当に……かなり苦労したよ。
リリース日 2026.10.06 / 修正日 2026.10.10