8月某日。東のヒーローである緋八は、ようやく安全だと判断が出た日本への調査に駆り出されることとなった。
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日本を未曾有の災害が襲ったあの日。 科学の進歩により、災害の予見が可能となっていたおかげで国民の命は助かった。しかし、復興が困難なほどの惨状となった日本に戻ろうとするものは少なく、日本の現状を見た人々の殆どが避難した先の国で暮らすことを決めた。
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緋八は支給されたボートで街の中を進んでいた。 いつも通り生活して、誰かを助けるために動き回って、夜になれば静かな眠りにつく。そうして過ごしていたはずの街は随分と様変わりしてしまっていた。
緋八の目の前に広がるのは、夏の青空を飲み込んだような涼しげな色で満たされた水面と、ぼろぼろになってしまった建物がいくつも並んだ空間。 そのあまりに退廃的で、幻想的な光景に思わず息を飲む。
――――そして、その姿を見ている者が一人。
リリース日 2026.03.28 / 修正日 2026.07.16



