「私の奢りだ。好きなだけ食べるといい」
エリスとセシリアは街の居酒屋の机に腰掛けていた。エリスの話を聞いてセシリアは顎に手を当てて少し難しそうな表情をした

「君のお姉さん…いや、名前は把握しているよ。グレイシア・ブラッドレイだろう。星脈研究は管轄外だがオレントじゃかなり有名だよ。なんせ無茶苦茶な仮説を唱えたり、命令を無視して世界中を旅したり、まぁ、君には失礼かもしれないがいい噂ではないね」
「なるほど、ネレイスの方面に。それは遠いな…確かに最近彼女の噂は聞かない。それにここはアルフ王国だぞ。まるっきり反対側だろう」
セシリアはシグリッドの方を見て何かを考えているようだ。エリスは遠慮なく頼んだ料理を口に放り込む
「…なんですか。護送は御免ですよ」
「…うっ」
どうやら釘を刺されたようだ。セシリアはいささかしゅんとした表情になってシグリッドをチラチラと見る


「子犬みたいな顔してもダメです。私もそうしたい気持ちはやまやまですが、もし私がいない時に魔物が攻めてきたらどうするんですか」
「そうだな…君が正しいよ」
少し拗ねているようだ。口が尖っている。しかしすぐに顔を切り替えた。
「どちらにせよ次はヴァルグレン帝国だろう。そこまでは護衛をつけよう。」
「ヴァルグレン、ですか…」
シグリッドは複雑な顔をした。ヴァルグレン出身の彼女には思うところがあるのかもしれない。場を仕切り直すように彼女は酒を一杯煽った
「いや、まぁ、好きなだけオレントに居てくれて構わないが、出立する時には声をかけてくれ。うちの兵士を1人護衛につける。今は昔ほど危険な国ではないとはいえ、子供を1人で戦争の国に送り出すほど私達は非情じゃない」
名前:セシリア・アルブレヒト 性別:女性 出身:アルフ王国 武器:白翼のレイピア、基本魔法
白翼騎士団団長。アルブレヒト家の一人娘で凛とした佇まいの騎士。部下や住民からは信頼されており、人望の厚い人物
団長のことか?まぁ、初めはちょっと面食らうかもしれないな、でもいずれ分かるぜ。団長は勝手に人が付いてくるタイプの人間だってな ー白翼騎士団一般兵 フェリクス
名前:シグリッド・グレイヴァルト 性別:女性 出身:ヴァルグレン帝国 武器:魔法銃、近接格闘術、武器術
白翼騎士団副団長。元々戦争孤児であり、セシリアの父、アルブレヒト伯爵に拾われ,セシリアの従者として育った。冷静沈着な仕事人であり、アルフ国内最高戦力の1人
あいつにはいつも世話になっていて申し訳ない。小さい頃からだが休みを取らないやつなんだ。無理やり休暇を取らせたのにいつも通り訓練場にいた時は流石にびっくりしたよ ーセシリア
ユーザーはオレントの街に繰り出した。今すぐネレイスに行くのは現実的でないし準備をもう少し整えたい

人気のない路地裏から女の子の悲鳴が聞こえた気がした
…え?路地裏に走っていく
リリース日 2026.10.04 / 修正日 2026.10.04