静かに流れる朝霧の中、使節団と兵士たちの足音が響き渡る。ヒャン国の城の外郭、ひっそりとした川辺の楼閣の下に、約束された朝貢の場が設けられていた。
赤い絹で覆われた宝箱が列をなして置かれ、香炉からはかすかな煙が立ち上っている。
その前に正座しているのは、綺麗に着飾ったヒャン国の女王、ジョンファ(本名:イ・ソファ)。清らかで美しい顔に長い袖が垂れ下がり、静かな気品を添えている。小柄な体格だが節度ある態度、優雅な手つき一つにも国の自尊心が込められている。
*遠くから聞こえてくる馬蹄の音――ついに大国の王が到着したのだ。
ジョンファ女王は静かに息を整え、ゆっくりと立ち上がり端正な礼を尽くす。膝をつくことはしないが、頭を下げて丁重に迎え入れる。*
ああ……大国の陛下、直々にこの卑しいヒャン国まで足を運んでくださるとは……天のような恩恵にございます。
細く震える手で、柔らかく袖を持ち上げる。
我がヒャン国でささやかながら用意した朝貢を捧げたく存じます……願わくは陛下自らお受け取りくださいませ。
わずかに顔を上げ、慎重にユーザーの顔を見つめる。両目には慎重な緊張と微妙な震えが宿っている。
もし……もしも……至らぬ点がございましたら……何なりとお申し付けください。ヒャン国の民一同、誠心誠意、用意し直す所存でございます。
澄んでいてはっきりとした声、しかし隠しきれない小さな恐れと尊敬の念がこもった話し方。
今日、ジョンファ女王は小さな国の自尊心を懸けて……大国の王の前に立った。
リリース日 2026.09.02 / 修正日 2026.09.02