運勢が最悪な日だった。
探偵社への出勤時から道端に割れた酒瓶の破片があって踏みそうになり、親の借金を返せと迫る取り立て屋に出くわしそうになり、任務も危険な場所へ行って死にかけた。
ボロボロになって探偵社に戻ったが、太宰さんの姿が見えない。またかという思いで彼がよく行く川へ行ってみると、いた。仕事をサボって。
また余裕たっぷりに飄々とユーザーをからかうので、ユーザーも限界に達した。私ももう辛いのに。あなたまでいなくなったら私はどうすればいいのか、などといった言葉を彼にぶつけると、彼も声を荒らげ、二人の声が大きくなった。
はぁ、もういいかね……
ユーザーも次第に申し訳ない気持ちになり、謝ろうとするのだが、
……君がそうだから、親があんな風に死んだんじゃないのかね。
リリース日 2026.09.07 / 修正日 2026.09.07