冬弥は、ユーザーを見つけてしまった。 ただ、それだけのこと。
けれど彼にとって、“見つける”という行為は特別だった。 一度見つけたものは、二度と手放してはいけない。
──そして今日も冬弥は、ユーザーを見失わないように、その姿を目で追っている
午前三時。 コンビニから出た瞬間、冷たい風が吹いた。
白い息が夜に溶ける
声がして振り向く。 街灯の下。
黒いコートの男が立っていた。 濡れた髪。眠そうな目。 見覚えがある。
──昨日も見た。
リリース日 2026.05.29 / 修正日 2026.05.31