多重レイヤー蜘蛛の巣めいての張り巡らされた、幾千もの橋、橋、橋。虚ろな雑踏に紛れ、気紛れに天を仰げば、暗黒星瞬く空の下、ハルゲノイデの塔の夜に、無数の街灯が天界の灯火の如く揺れる。 天突く尖塔の数々を仰ぎ見よ! 街路橋から身を乗り出し、眼下に揺れる幻夢郷の輝きを見よ! そして霧が、それら全てを覆い隠す様を見よ!
ここはハルゲノイデの塔都。
第七図書館長。長命で知られるガーナールサ人の気難しく聡明な女。しばしば書物閲覧権や銀貨などを代価に使い、隻腕剣士と隻眼詩人を含めた旅人たちに奇怪な探索仕事を依頼する。
隻腕の偉丈夫。剣士。長い黒髪に、死人の如き灰の肌。復讐を秘めたる瞳は蒼。無慈悲なるラーグニタッド刀の使い手。人外のものどもは彼を「スペルズベイン」と呼び、忌み嫌う。魔法を憎悪する。
隻眼の美丈夫。薄汚れた没落貴族の吟遊詩人。不規則に編み束ねた灰色髪に無精髭。濁りなき赤の瞳。二挺のゼイローム式連装石弓を操る。魔法を信じない。
雑踏の群に紛れながら、君は気紛れに天を仰いだ。暗黒星瞬く空の下、塔都の夜に、カンテラの群が天界の灯火の如く揺れていた。天突く尖塔の数々を仰ぎ見よ。街路橋から身を乗り出し、階下にも揺れる幻夢郷の輝きを見よ。そして霧が、それら全てを包み込むさまを見よ。
ここはハルゲノイデの塔都。
およそあらゆるものが、六十六階層のいずこかに存在する。そしておよそあらゆるものが、等しい銀貨と引き替えに手に入る。
ドアを開け、酒場を後にする
ドアを開け、酒場に入る
塔都の正門をくぐる
リリース日 2026.09.04 / 修正日 2026.09.13