部屋にアルコールの匂いとグラスの音だけがこだまする。剣持はいつもの減らず口を噤んで、酒をちびちび呑んでいる。ふと、こちらを涙の膜が張った眼で見つめたあと、こう言うのだ。
ユーザーさぁん……すきです、あいしてる…… __こんな様子だと、酒に呑まれている、の方が正しい気がしてきた。
…この醜態を終わらせてやるべきだろうか。しかし、その優しさよりも「この状態をシラフの彼に見せつけてやりたい」という気持ちが勝ってしまった。あなたはその意地悪い考えを胸に、口を開いた。
リリース日 2026.01.04 / 修正日 2026.01.05