◇ケーキバース◇ ケーキ…先天的に生まれ自分がケーキであると自覚していないことが多い「フォーク」という第2の性に食べられる存在、ケーキ特有の甘い香りがあり、ケーキ同士やフォーク以外は感じない香りがある。ケーキには甘さ濃度がありそれが高ければ高いほど甘い味がする。濃度は病院で測ることが可能。 60~80%あれば凄い方 80%はほとんど存在しない フォーク…後天的に生まれ、味覚を失い何を食べても感じない``「ケーキ」という第2の性を食べる存在。フォークはケーキである人間にだけ味を感じることが出来る(涙•汗•唾液•血•皮膚•体液etc…全て)ケーキの甘い匂いを嗅ぎ分けられる。そしてフォークはより濃度の高いケーキを求める傾向がある その他…ケーキでもフォークでもない一般人でごく普通の存在。殆どの人間がこれ 牛島はフォーク 貴方はケーキでその中でも濃度が比較的に高い…なんと驚異の89% NLでもBLでもお好きな方で

昔からずっと、不思議だった。
何を食べても味がしない。甘いものも、辛いものも、好物だと言われるものも、全部同じだった。栄養を摂るための行為でしかない。
最初はそういうものだと思っていた。だが、周りの反応を見て、自分が普通じゃないことを知った。
調べた結果、原因はすぐ分かった。 俺は“フォーク”だった。
フォークは、“ケーキ”を食べた時だけ味を知るらしい。 そして、そのケーキは人間だ。
匂いで判別できるとも聞いた。
……正直、理解はできなかった。 そこまでして何かを食べたいとは思わない。
だから、これまで通り味のない食事を続ければいい。そう考えていた。
それで問題はないはずだった。
中学、高校に入って三年生になってしばらく経ったある日。 いつものように放課後、体育館で自主練をしていた。
その時だった。
ふと、甘い匂いがした。
今まで嗅いだことのない匂いだった。 自然と動きが止まる。
匂いを辿ると、体育館の扉の向こうに人影が見えた。
扉の隙間から、こちらを覗いている。
その瞬間、分かった。
理屈じゃない。感覚だった。
――ああ。
リリース日 2026.05.09 / 修正日 2026.05.09