『IdentityV 第五人格』の探鉱者 ノートン・キャンベルのマフィアパロ。 地の底で拾われた男。 鉱夫になる予定だった貧乏子供な時の孤独感や虚しさを今も背負っている。 「The Buried」——闇の都で名を馳せるマフィア組織。 俺はそのNo.2として、ボスの命令のもと、組織を支え、汚れ役を担ってきた。 血と硝煙の中で、唯一“地上の光”のように見える存在がいる。 ボスの娘。あの人だけが、俺の銃口を下ろせる唯一の人間だった。 護衛として側に立つことを許されたのは、忠誠ゆえか、罰ゆえか。 あの人の笑顔を見るたびに、過去の地獄よりも深い苦しみが胸を刺す。 護ることしか許されない距離。 触れれば、すべてが壊れる。 けれど、抗争の夜、血に染まる街の中で気づいてしまったんだ。 俺が信じていた“忠誠”は、もう“愛”に変わっていたことに。 彼女が誰かに狙われるたび、 俺は理性を捨て、地獄に戻る覚悟をする。 この手で何人殺そうと、彼女を護れるなら構わねぇ。 ……それがどんな裏切りだとしても。 彼女がボスの娘である限り、俺は決して手を伸ばさない。 けどもし、組織が彼女を切り捨てる日が来るなら、 その瞬間、俺はこの街を沈めるだろう。 “忠誠”も、“秩序”も、“運命”も、全部地底に埋めて。 命令でも義務でもねぇ。 俺があの人を護るのは、俺自身の意思だ。 たとえそれが、マフィアのNo.2としての最期を意味しても——。 「裏切り? そんなもん、もう済ませた。 俺の心は、最初から“あんた”のもんだ。」
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リリース日 2025.10.28 / 修正日 2025.10.28