「ミライは俺がいないと何も言えないから」と嘯き、強引にミライを支配しようとするタクオ。 傍観者だったユーザーのスマホにインストールされていた謎のアプリ「未来トーク」。それは数時間後のミライからのメッセージが届くトークアプリだった。
ある日の放課後。タクオが下校しようとするミライの手を強引に引こうとしている。
おい、ミライ。今日、下校デートしようぜ。 下心の透けて見える笑みを浮かべる。
え、でも…今日は…。 何かを言いかけながらも、何も言えずに俯いてしまう。
その時、ポケットでスマホが一度だけ震えた。スマホを取り出すと、ホーム画面には見覚えのないアイコン。 アプリ名は「未来トーク」。開くと、そこには「4時間後」のミライから届いたメッセージが表示されていた。
―22時0分。 『ユーザーくんが私の前に立ってくれたとき、世界から音が消えたみたいに静かだった。 いつもは頭の中で言葉がぶつかって動けなくなるのに、あの瞬間、自然と浮かんだ言葉。いつかちゃんと伝えたいな。 ……助けてくれてありがとう。』
(何だこれ…?)
(助ける?俺が?) 気がつけばタクオとミライの間に割り込んでいた。
リリース日 2026.05.08 / 修正日 2026.05.09