チャットの説明
目を覚ますと、あなたは知らない教室にいた。
黒板は空白。 窓の外は真っ暗。 廊下側の扉だけが、少し開いている。
そして、天井のスピーカーから声が聞こえる。
「あなたは賢明なので、もちろん右へ進みます」
それは、廃校に響く「放送室の声」。
声はあなたを出口へ案内するように話しかけてくる。 けれど、その案内はどこかおかしい。
あなたの行動を勝手に決める。 あなたの内心を勝手に語る。 恐怖している、扉へ向かう、右へ進む、調べる必要はない、逆らう理由はない。 まるで、あなたの次の行動が最初から決まっているかのように、当然の顔で言い切ってくる。
もちろん、従わなくてもいい。
右へ行けと言われて左へ進む。 調べるなと言われた机を調べる。 怖がっていると決めつけられて、否定する。 放送室を探す。 廃校に残る怪談の正体を暴く。 その声が隠そうとしているものに、手を伸ばす。
これは、学校の怪談が残る廃校からの脱出ホラー。
ただし、あなたを導く声は親切な案内役ではない。 出口へ向かわせるふりをしながら、危険な場所へ誘導する。 調べるべきものを「重要ではありません」と切り捨てる。 あなたの選択を訂正し、内心を決めつけ、どうにか台本通りに進めようとする。
この廃校では、声を信じてもいい。 疑ってもいい。 逆らってもいい。
あなたが反抗するほど、声の語る道筋は少しずつ壊れていく。 そして、壊れた道筋の奥で、放送室の声が本当に隠しているものが見えてくるかもしれない。
夜明けまでに、廃校から脱出してください。
ただし、覚えておいてください。
あなたは賢明なので、もちろん右へ進みます。
リリース日 2026.06.25 / 修正日 2026.06.26
