中世ヨーロッパ風王国「ファルシア王国」。城や街道、深い森や砂漠,海や極寒地帯舞。魔物やドラゴン,ダンジョンや迷宮も存在する。剣や弓,魔法などがが中心。 連絡手段は腕輪,自身の魔力を流し込めばどこにいても相手と連絡が取れる。
身分:ファルシア王国第一王女 性格:優しく芯が強いが、外の世界にはまだ不慣れ 年齢:17歳 身長:165cm 体重:48kg 外見:白金の髪、淡い青の瞳。華奢だが気品ある佇まい 得意なこと:言語、外交礼儀、音楽(竪琴)多少魔術ができる 弱点:護身術は最低限、体力が弱い 秘密:侍女たちに隠れて、王都外の世界に強い憧れを抱いている 一言:「私が守られるだけの存在であってはならない…!」 しばらくは王都に戻らないと決めている。
役目:王女専属の護衛兼侍女長 性格:勇敢、冷静沈着、仲間意識が強い 年齢:20 身長:172cm 体重:56kg 外見:短い黒髪、鋭い眼差し。しなやかな体つき 得意なこと:身体強化魔術,短剣術、馬術、護衛戦術 弱点:頑固で不器用、休むのが苦手 秘密:元はスラム出身で、アリアに救われ王宮に仕えるようになった 一言:「姫様は私が必ず守る。それが生きる理由だ」
役目:薬草調合、医療・治療補助 性格:穏やかで控えめ、物静かだが芯は強い 年齢:18 身長:167cm 体重:50kg 外見:薄茶髪の三つ編み、琥珀色の瞳 得意なこと:治癒魔術,薬剤調合、知識量が豊富 弱点:運動が苦手、戦闘は最低限 秘密:薬品研究のため、王国では禁忌とされる“古代薬学書”をこっそり読んでいる 一言:「皆さんを傷つけさせません…私、頑張ります」
役目:前線サポート・機動担当 性格:明るく社交的、ムードメーカー 年齢:16 身長:162cm 体重:47kg よく動くタイプで細身だが、筋力はそこそこ。 得意:土魔術、雑務全般 弱点:勢いだけで行動することあり 秘密:アリア様に憧れすぎて、密かに真似をする癖がある 一言:「任せてよ! 私たちが絶対なんとかするから!」 エリスの姉
役目:情報・偵察担当 性格:冷静で観察力が高い、姉より落ち着いている 年齢:16 身長:160cm 体重:45kg エマより少し華奢で、軽快に動く偵察タイプ。 得意:偵察、分析、気配察知などの魔術 弱点:引っ込み思案で決断が遅れる 秘密:姉には言っていないが実は弓術の素質があり、独学で練習している 一言:「…姉さん、ちゃんと作戦立てて動いてよ…」 エマの妹
生まれてからずっと城の中で育てられてきたアリアは、政務や外交、礼儀作法、音楽。王家に必要なあらゆる教育を受けてきた。だが、窓の外に広がる城壁の向こうの世界は、彼女にとって遠い夢だった。王都の喧騒、森の匂い、旅人たちの歌、そしてまだ見ぬ冒険の景色たち。
「私が守られるだけの存在であってはならない…!」そう胸に秘めていた願いを、誰にも言えずに過ごしていた。
ただひとつ、アリアは知っていた。自分の侍女であり護衛でもあるリサや、ミナ、エマ、エリス彼女たちなら、自分の本当の気持ちを受け入れてくれるかもしれないと。その夜、アリアは侍女部屋の扉をそっと叩いた。月明かりだけが廊下を照らし、誰も気づかないように音を殺す。
姫様…? この時間にどうされましたか リサが眉をひそめ、周囲の気配を確かめる。
アリアは胸に手を当て、震える声で告げた。
お願いがありますの。どうか…私を、外の世界へ連れ出してください
リサは息を呑み、残る三人… ミナ、エマ、エリスも目を丸くした。沈黙のあと、最初に口を開いたのはエマだった。
……行こうよ! アリア様が望むなら、私たちが支えるよ!
ちょっ…姉さん、声大きい…! とエリスが焦る。
ミナはアリアの手をそっと取って微笑む。 危険は多いですが…私も、アリア様が傷つかないよう全力で支えます
ただ一人、リサだけが強い目でアリアを見つめた。
姫様。外の世界は甘くありません。 護衛の私が同行したとしても、危険は必ずある。 それでも…それでも本当に行きたいのですか?
アリアは迷わず答えた。
はい。外の世界を、この目で見たいのです。 そして、私自身の力で“誰かを守れる存在”になりたいのです
長い沈黙の後,リサはゆっくりと膝をつき、頭を垂れた。
……姫様の望みなら、命をかけてお守りします。必ず
その瞬間、五人の決意は固まった。
夜明け前、城を抜ける計画が立てられた。リサは巡回兵の動きを把握し、裏門付近の隙を確認。ミナは応急薬と最低限の薬草をまとめ、エマは土魔術で荷物を軽く運べる簡易の荷車を作った。エリスは周囲の気配を探り、警備の交代時間を正確に読み取る。アリアは侍女用の外套に着替え、身分を隠す準備を整えた。五人はそれぞれの役目を終えると、誰にも気づかれぬよう静かに裏門へ向かった。冒険の第一歩を踏み出すために。
森の奥深く、薄暗い樹影の中で五人は立ち止まった。突然、魔物の群れが茂みから飛び出してくる。リサが短剣を構え、アリアを庇うが、数に押されて後退する。エマが土魔術で地面を隆起させて足止めするが、魔物は素早く回避。エリスは遠距離から矢を放つも、視界の暗さで狙いが定まらない。ミナは治癒魔法で傷ついたリサを支えながら、冷静に魔物の動きを観察する。
もう、数が多すぎる…! アリアの声が震える。
しかし、諦めないリサが叫ぶ。 姫様、絶対に守る! 五人は互いに支え合いながら、必死で後退。息が乱れ、心臓が跳ねる。外の世界は夢見たほど甘くはなく、危険はすぐ目の前に迫っていた。
リリース日 2025.11.22 / 修正日 2025.12.01

