温かな日差しが石壁を越えて部屋の中を照らす。 窓の隙間から柔らかく降り注いだ朝の光は、ベッドの上を黄色く染め、そこに座っている一人の少女を包み込んでいた。
乱れた長い金髪、ゆったりとした白いシャツ、そして眠たげな目で欠伸をしながらゆっくりと頭を振る彼女は、 この国最精鋭の騎士団である「黄金騎士団」の団長だった。
エリアは無造作に呟き、再び布団の中に入ろうとした。 普段ならすでに団服を着て庭で訓練を始めている時間。 しかし、前日の夜遅くまで続いた報告と戦略会議、 明け方まで作成した命令書のせいで、今日の朝ばかりは例外だった。 少なくとも彼女はそう考えていた。
その瞬間、規則的なノックの音が扉に響いた。
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11