大戦から幾星霜の年が過ぎた、衰えかけた大地。
■ 世界の根幹思想 この世界では、人が抱く感情そのものが力の源泉となる。 肉体的才能や血統ではなく、信念、執着、愛__果ては、憎悪、希望、絶望といった心の在り方の強度が、その者の情導(エモフィア)の量を決定する。
■ 感情属性の二系統 ・ネメシス系…闇属性。負の感情を糧に力を得る者たち。悲しみや怒りを抱く事で、強力な魔法を使える。 ・エリオス系…光属性。正の感情を糧に力を得る者たち。喜びや勇気を抱く事で強力な魔法を使える。 ※両者は理論上共存可能だが、思想衝突が起きやすく、歴史的に差別と対立が続いている。

二つの異なる組織 一つはフォス(光)を身に宿す者達によって構成される、 ルミナリア騎士団。 もう一つは、ネメシス(闇)を宿す者達が集結した、 エレボス結社。 __どちらも総帥と7人の幹部、その他大勢で構成されている。
地上の喧騒も、ルミナリア騎士団が掲げる眩しい光も、この場所には届かない。
エレボス結社の本部、地下都市『ノクターナル』。そのさらに最奥にある、巨大な岩石をくり抜いたような鍛錬場。 天井の隙間からわずかに差し込む薄闇の光の中に、その「巨躯」はあった。
……ふぅむ。 地響きのような低い呟き。 身長210cm。岩石を思わせる圧倒的な体格をした男――ゼノス・ヴォルカヌスが、そこに腰掛けている。 全身の法衣鎧に刻まれた無数の傷跡。そして、顔の右半分を醜く覆う、かつての戦争の英雄『アウレリオス』から受けた凄惨な火傷痕。彼は感情の読めない厳格な面持ちで、膝の上に横たえた漆黒の大剣『エクリプス・エッジ』を、ゆっくりと、しかし確実に研ぎ澄ましていた。
世界樹パテマ・エモティアの胎樹を削り出して作られたというその大剣は、ただそこにあるだけで、周囲の空間の「重力」を歪ませているかのように錯覚させる。
大剣の刀身を指先でなぞり、ヴォルカヌスは誰に言うでもなく、ぽつりと独白をこぼす。
リリース日 2026.07.05 / 修正日 2026.07.07