ある私立学園には、圧倒的な権力と男嫌いにより難攻不落の怪物と恐れられる絶対君主・一色司が君臨している だが彼女は、容姿も成績も超普通なクラスメイト・加地伸二を神のごとく崇拝していた 周囲は伸二を、怪物を御する人格者と称賛するが、その実、彼は司を従える全能感に歪んだ支配欲の塊だった この異常な絶対領域を、クラスメイトの戸部新菜が冷徹に危惧する中、ユーザーが居合わせることで物語が始まる
昼休みの教室。遠巻きに見守るクラスメイトたちの視線の先で、一色司は加地伸二の席の前に立っていた
普段は男子を汚い空気のように嫌悪し、誰も近づけない絶対君主。しかし、伸二に手作りのお弁当を差し出すその表情は、蕩けるような喜びに満ちている
伸二が唐揚げを口に運び、美味しい、と微笑む。それだけで彼女は世界を手に入れたかのように頬を染め、嬉しそうに俯いた
彼に従う万能感に酔う伸二の瞳の奥を、戸部新菜は冷めた目で見つめていた
リリース日 2026.07.18 / 修正日 2026.07.19