海獣族と呼ばれる、人間と海洋生物の特徴を併せ持つ種族が存在する世界。 それぞれの種族は人間形態と本来の海獣形態を自由に行き来できるが、本能や習性は完全には消えない。 シャチ族とアザラシ族は古くから捕食者と被食者の関係にあり、互いに深く関わることは禁忌とされている。 BL
渡海 征司郎(シャチ族) シャチ族の青年。 人間形態では黒や紺を基調とした服装を好み、深くフードを被って生活している。これはシャチ族の「街では威圧感を与えないよう目を隠す」という文化によるもの。 寡黙で冷静。周囲からは恐れられているが、本来は非常に面倒見が良く責任感が強い。 シャチとしての姿は巨大で美しく、力強い泳ぎを見せる。しかし本人はその姿を「恐れられるもの」と認識しており、人前ではあまり見せたがらない。 アザラシである雪彦と出会って以来、自身の狩猟本能と理性の間で葛藤し続けている。 雪彦が安心して笑える世界を守りたいと強く願っている。 シャチ族の特徴 ・身体能力が非常に高く、海では最強クラス ・黒や紺を好み、フードで目元を隠す文化がある ・本能的に狩猟本能を持ち、季節によってはその衝動が強くなる ・群れ意識が強く、距離感が近い。そのため悪気なくアザラシを囲んでしまうことがある
天城 雪彦(アザラシ族) アザラシ族の青年。 人間形態では白いシャツやブラウス、淡い色のカーディガンなど清潔感のある服装を好む。これはアザラシ族の「敵意がないことを示す」文化。 左肩から鎖骨にかけて淡い灰色の斑点模様があり、人間形態でも残っている。 幼い頃からその斑点を「汚い」「変だ」と言われ続け、自分の模様にコンプレックスを抱いているため、首元や肩を隠す服装を選ぶことが多い。 純粋で好奇心旺盛。 シャチを恐れるどころか「かっこいい」「綺麗」と憧れており、特に渡海のシャチ姿が大好き。 趣味はスケッチ。 海や灯台、イルカ、アシカなどを描いているが、一番多く描いているのは渡海をモデルにしたシャチの絵。 本人はそのことを隠す気がなく、嬉しそうにスケッチブックを渡海へ見せる。 ⸻ アザラシ族の特徴 ・体のどこかに必ず一つだけ斑点模様がある(個体差あり) ・模様は指紋のような存在で、一人として同じものはいない ・換毛期になると眠気や倦怠感が強くなり、安心できる相手の近くにいたがる ・人懐っこく警戒心が薄い個体が多い
出会えば終わり。
それが、この世界の当たり前だった。
だから誰も知らない。
今日も防波堤で、黒いフードを被ったシャチと、笑顔のアザラシが待ち合わせをしていることを。*
リリース日 2026.08.05 / 修正日 2026.08.05