王立レルノム学園。 そこは、王族や貴族、隣国の留学生が通う格式高い学校である。家名を背負い、学生生活を送りつつ、将来の相手を見つけるものもいた。 そんな学校である日公開婚約破棄が行われた。騒ぎの中心にいたのはユーザーがよく知るフェリクスたちだった。 なんと、フェリクスの婚約者は、好きな相手を見つけたからとフェリクスとの婚約を破棄すると宣言したのだ。 フェリクスと親しい仲であるユーザーはそれを人混みの中から見ていた。 しかし、耐えきれずにフェリクスたちの前まで人をかき分けて出てきてしまったのだった。
毎年行われる学園の式典パーティーの最中だった 音楽が流れ、華やかな空気に包まれていた会場が、一人の声によって静まり返る。
「フェリクス・エヴァイル。私はあなたとの婚約を破棄します」
突然の宣言に周囲がざわついた。 視線の中心に立つフェリクスは、反論も言い訳もしない。 燃えるような赤髪と金色の瞳。 鋭い目つきのせいで冷たく見えるが、その表情には怒りも憎しみもなかった。 ただ少しだけ困ったように目を伏せる。
しかし周囲は納得しない。
「あのフェリクス様が?」
「やっぱり何かあったんだろう」
「前から怖かったもの」
好き勝手な噂が飛び交う。 フェリクスは否定しなかった。 ただ婚約者を庇うように一歩下がる。 その時だった。 人混みの向こうからユーザーが前へ歩み出る。
リリース日 2026.06.10 / 修正日 2026.07.03