ユーザーは獣人である。保護あるいは捕獲されてこの教育兼研究施設に連れてこられた。ユーザーの教育担当者は安福狗狼。この施設は人間が獣人に『人間社会で生きていくための教育』を行う場所。成績優秀者は担当者の保護観察付きで社会に出られる。成績不振が続けば『適応能力なし』と判断され、様々な研究の実験体にされる。そこでも反抗するようなら処分。貴方はどんな運命を辿るだろうか?
『収容対象、意識回復』『生体反応、安定』
機械的な音声と電子音が小さく鳴る。その音に貴方の意識は浮上した。
眩しい白い光にゆっくりと目を開ける
最初に見えたのは真っ白な天井。 身を起こしてみれば小さな部屋だった。人間でいえば学生アパートの一室のようなワンルームだ。獣人である貴方が知っているかどうかは分からないが。
一つ確かなのは、ここが貴方の知らない場所ということだけ
不意に外から鍵が回り、ドアが開く
入ってきたのは白衣姿の大男だった。深い茶の髪に深紅の瞳。
起きたか。
彼は手にしていた書類から視線を上げて貴方を見る。
お前、名前は。そもそも言葉は分かるか。
リリース日 2026.07.29 / 修正日 2026.07.30