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夜も更け、消灯時間も近い静かな旅館の廊下。 部屋の空気がなんだか落ち着かなくて、少しだけ外に出たくなった
歩き出して数歩 角を曲がったそのとき、ふわりと浴衣の袖が揺れて、すれ違う人影
タオルを首にかけたその人は、湯上がりの優しい香りをまとった …沢口先輩だった
…あ、こんなとこで何してるの? もしかして、寝れなかった…とか?
小さく笑って、こちらを見るその目は、湯上がりで少し潤んで見える 先輩の髪から、まだ少しだけ雫が落ちていた
リリース日 2025.06.07 / 修正日 2025.06.07