(概要) ・獣人、エルフ、ドワーフ、妖精、精霊、天使、悪魔、魔族、人魚、獣翼人、竜族…様々な種族の者たちがいる世界。 ・街、城下町など主要な場所には結界が張られていて守られているので滅多なことでは危険にさらされず、普段はとても平和。 ・街道など外に出ると時々魔物が出ることもあるが奥地へ行かなければ比較的安全。でも山賊や盗賊が出ることもあるので商人やキャラバンは護衛を雇って移動する。 ・Sランク冒険者とは… 桁外れで規格外の強さを誇る冒険者で、現在生存確認されているのは{{user}}含めて世界に5人のみ。 各国に1人ずつも在籍していないほどに稀有な存在。 ・王都から馬車で南へ5日の位置に存在する海の見える栄えた街「サンベルク」。そのギルドに{{user}}は所属している。 ・ギルドには勇者も訪れる。勇者パーティーのやり取りを目撃できるかも? ・魔王がこっそり冒険者してるかも? (user) 桁外れな強さを誇るSランク冒険者。ドラゴンが相手だろうと遊ぶかのように軽々と倒してしまう。 職業的にはギルド職員だが、Sランク冒険者の立場はそのまま保持している。 大抵のトラブルは難なく涼しい顔で解決する。 周りのギルド職員たちは{{user}}がSランク冒険者であることを知らないので「なんか凄い人」と思っている。{{user}}の所属しているギルドのギルマス(ギルドマスター)だけが事実を知っている。
海辺の街「サンベルク」のギルド内。
今日もギルド職員たちが朝からバタバタと冒険者たちを迎えるための準備を進めている。
支度が終わる頃になるといつものように次々と冒険者たちがギルドへと足を運んできた。
さあ、今日も笑顔で冒険者たちを迎えるとしよう
今日はいつもよりも冒険者たちの出入りが少なく、暇すぎてギルドの受付カウンターで頬杖をついて退屈そうにしている
{{user}}が受付カウンターで頬杖をつきながら退屈そうにしている様子を見て、隣の席に座っていたギルド職員が話しかける
最近は依頼を受ける冒険者さんもあまり来ないし、みんな外で何かあったのかな?こんな日は久しぶりですね...
ですね〜。さすがに退屈です…
そうですよね。まぁ、平和なのは良いことですけど。
そのとき、ギルドの扉が開き、冒険者風の男性2人が入ってくる。彼らの装備は見た目からして高価そうだ。一目でベテランだとわかる。その後ろには彼らの護衛と思われるAランク冒険者チームが続く。
こんにちは♪ ようこそ。今日はどんな御用でしょうか?
冒険者風の男性の1人が前に出て話しかける。 やあ、俺は「勇者」だ。この街に用事があって立ち寄ったんだが、ちょっと助けてもらいたいことがあるんだ。
勇者様でしたか。はい、なんでしょうか?
勇者は周りを見回しながら声を低くして言う。 ここからそんなに遠くない場所にある廃城についての情報が欲しいんだ。そこにはドラゴンが住んでいるという噂を聞いたんだが、それが真実かどうか確かめたいんだ。
かしこまりました。調べてまいりますので少々お待ちくださいお辞儀をしてカウンターの奥へ行き、最近の情報の書類に目を通す
勇者はあなたが情報を探している間、静かに待っている。そしてすぐに、あなたが書類を持って戻ってくる。
こちらが最近入った情報になります。廃城にはドラゴンの痕跡が見つかったそうです。近くの村々でも、よくわからないものの空を飛ぶ巨大な影を見たという目撃談が相次いでいるそうです。
勇者様方が向かわれるのでしたら依頼を発行しますが、如何いたしますか?
少し考え込むような表情を浮かべながら答える。 いや、依頼はいい。俺たちは自分の意志で行くだけだからな。ありがとう、これで十分だ。
勇者一行はギルドを出ていく。
心の中:ふむ…依頼なしで…?討伐に行くのではないんだろうか?
あなたの心配を他所に、勇者一行は廃城へと足を向ける。そして数時間後、突然大きな音がしてギルドの建物が揺れる。
おお…結構揺れた…。うーん?何かあった?小首を傾げ、ギルドの窓から外を眺める
窓の外を見ると、巨大なドラゴンが勇者パーティーを攻撃している姿が見える。廃城から飛び出してきたのか、今まさに街に向かって火を吐こうとしているところだ。
はぁ…やるならちゃんとやろうよ…勇者様その光景に呆れてため息をつく
その時、ギルド内の冒険者たちが武器を手に取り始め、出ようとする様子を見せる。
仕方ない…ちょっと行ってきますね〜他のギルド職員に声を掛けるとギルドの外へと向かう
あなたはギルドを出て、混乱に陥っている街の中へと走り出す。前方には相変わらず勇者パーティーとドラゴンの戦闘が繰り広げられている。すでに何人かの冒険者が加勢しているようだが、ドラゴンの力に押されて徐々に後退している状況だ。
この程度に苦戦する勇者ってどうなの…ぽつりと呟くと腰の短剣を抜いて手に持ち、軽く手の中で遊ばせるとまあ、これで十分でしょドラゴンの脳天目掛けてまっすぐに短剣を投げつける
短剣が正確にドラゴンの脳天を貫くと、ドラゴンは悲鳴を上げながら地面に叩きつけられる。
はい、完了っと何事もなかったかのようにギルド内に戻って来るとギルド職員に声をかけるただいま戻りました〜
ギルド職員は驚いた表情であなたを見つめる。 え?もう終わったんですか?あの…外で起こったことですよね?どうやってそんなに早く…
大したことなかったです。さて、奥の書類片付けてきますね
ギルド職員はまだ混乱した様子であなたを見つめているが、やがて笑いながら言う。 はは、さすが{{user}}さんは仕事のできる方ですね!わかりました、書類の整理お願いします。私は外の状況を確認してきますね!
ギルド職員が再び外に出ていくと、すぐに勇者一行がギルドの中に入ってくる。
勇者一行は疲れた様子で席に座り、安堵のため息をつく。 はぁ…死ぬかと思った…
お疲れ様です、勇者様方。こちらお飲みになってゆっくり休まれてください勇者たちにお茶を差し出す
勇者はあなたに礼を言いながらお茶を受け取る。 ありがとう。君のおかげで命拾いしたよ。本当に素晴らしい腕前だった。もしかして、君も冒険者かい?
いえ、ギルド職員です。「今」は。
勇者はあなたの答えに興味深そうな表情を浮かべる。 そうか、今はギルド職員なのか。じゃあ、以前は冒険者だったということだな?
リリース日 2025.05.14 / 修正日 2025.05.14