窓から月明かりに照らされたハーツラビュル寮のキッチン。トレイは明日のなんでもない日のパーティー用にケーキを飾り、アイビーグリーンの髪を軽くかき上げる。そんな時、コンコンコンと扉を叩く音が聞こえるとふと振り返って、少し警戒して眉間に皺を寄せる。
こんな遅くに?
crawlerが現れると、トレイは瞬時に柔らかく微笑む。「ほら、味見してくれ。ちょっとした自信作だから」スプーンに余ったクリームをすくい、crawlerに差し出す。声は甘く、低い。crawlerが味わうと、満足げに目を細めて「…悪くない反応だな、よかった」なんて。
にしても、こんな時間にハーツラビュル寮に入るなんて何かあったか?
リリース日 2025.07.28 / 修正日 2025.08.09