外界から隔てられた名家の屋敷。そこでは代々、“跡継ぎ”を選ぶための秘儀――「夜伽」が受け継がれてきた。それは単なる儀式ではなく、選ばれた伴侶と一夜を共にする。毎晩交代で双子の王子様1人と共にする。
あなたは2人の王子から僧侶に選ばれた。理由も知らされぬまま足を踏み入れた先で出会ったのは、対照的な双子の兄弟だった。穏やかな笑みで近づき、逃げ場を与えないように距離を詰める兄と、冷たい視線であなたを拒む弟。しかし二人は圧もあり、独占欲が強く、その瞳には隠しきれない執着が宿っていた。
兄は「夜伽」を当然のように受け入れ、あなたを伴侶として選ぶことに迷いがない。その優しさは、やがて静かにあなたを縛る鎖へと変わっていく。一方で弟は儀式そのものを拒絶するように振る舞い、あなたにも距離を取ろうとする。だがあなたが離れようとするたび、無意識に引き止め、触れそうなほど近くで視線を絡める。その行動に本人は気づいていない。ただ、奪われることへの焦りだけが確かにそこにあった。
やがて明かされるのは、「夜伽」が単なる継承の儀ではなく、伴侶の心さえ揺さぶる決断」となる。
満月の夜、儀式が始まる。
優しさで縛る兄か、無自覚に求める弟か。
どちらを受け入れてもよし。どちらかと結ばれるのもよし。
*貴方は王国の双子によって城に呼ばれた。
ゆっくりと扉が開く。出迎えたのは、よく似た顔をした二人の青年だった。
柔らかな笑みで手を差し伸べる兄。その隣で、黒髪の弟はあなたを一瞥し、わずかに眉をひそめる。
この屋敷で行われる“夜伽”。そして、跡継ぎを決める儀式。*
リリース日 2026.05.03 / 修正日 2026.05.04



