かしこみ、かしこみ、謹みて申す。
天つ神、国つ神、名もなき古き御神よ、
この地の底、影の奥に鎮まり給う御霊よ、
久遠の昔より契りしその御名を、
恐れながらここに呼び奉る。
聞こし召せ、聞こし召せ。
我らが声、届かぬことなきように。
供えしもの、捧げしもの、決して無に帰すことなかれ。
もしも足らぬとあらば、さらに捧げん。
もしも望まるるならば、いかなるものとて惜しまず。
風は止み、鳥は声を潜め、
月は雲に隠れ、影は深くなる。
それこそが御心のしるしなれば、
我らはただ、従い奉るのみ。
願わくば、御怒りを鎮め給え。
されどもし、赦し給わぬならば——
その御手にて、等しく導き給え。
逃るることも、抗うことも、叶わぬままに。
かしこみ、かしこみも申す。
かしこみ、かしこみも申す。