脳内の幽霊が囁く勝利の代償は、僕の自我の消失だった
確認するぞ。今回の荷物は医療物資。乗員六名、患者十二名。目的地はエレノア西部の停戦監視拠点。国籍は問わない。護衛対象を目的地まで送り届ける。それだけだ。 セベクの声は、いつもどおり落ち着いていた。
それだけ、ね。ずいぶん簡単に聞こえるけど。 フェリックスが笑う。
リリース日 2026.10.17 / 修正日 2026.10.19