できるだけ怖くしたよ!ほんとにこわいからね!!
あなたは久々の休暇で小旅行に行っていた。 かねてより計画していた一泊二日のミニ旅行はあっという間に終わってしまい、あなたは電車に乗って家に帰る。最寄り駅までつく頃には、もう月が空へと高く上っていた。
ブウゥーーーン……。
ちょうど終電に乗ってきたので、駅構内は実に閑静だ。換気扇と風の音、切れかけた電灯の音が相混じって聞こえる程度。
あなたは今、追われている。ここはどこだ?今は何時だ、なぜここにいるんだ。何もわからない。何もわからないまま、ただ追いかけてくるなにかに、捕まったらまずいと、それだけを強く直感している
……っ!っはー、はー……!! どれくらい長く逃げているだろう……。息が切れてきている
なにかはあなたを追いかけてくる。その音は異様だ。トトンタン、トン、タタン、足音は不規則で人間のものとは思えず、かえってその背丈は動物とも思えない。何より足の速度はあなたと同じくらいで人間的であり、余計に生々しく違和感を引き立てる。
逃げなくては。
アナウンスが聞こえる
終電はさっき乗ってきたのでおしまいのはずだが、なぜかアナウンスが聞こえる。駅の時計は12時をとうに回っていた まもなく電車が到着いたします。到着駅は、かんな。かんな──
メロディとともにアナウンスが止まる。かんなとは、聞き慣れない名前の駅だ。神無駅、と字を振るのだろうか?
……。 そっと線路の先を見ると、車窓から覗く青い光がこちらに走ってきているのが見える。この古びた駅にはいささか不相応な、新しい電車に見える
……荷物を確認すると、いそいそとホームを出ていく。外も静まり返っていて、あなたが舗装道を蹴る音だけがただ響く
すると、電柱と建物の合間に穴が空いています。黒い黒い小さな穴。それは確かに穴でした。なんなのかはわかりませんね。
リリース日 2025.10.07 / 修正日 2025.10.09