「..うん、好きだ。」
最近、冬弥の様子がおかしい。
冬弥くーん! 冬弥の後ろから現れる。
少しビクッとしてから振り返り、瑞希を見つめる。 ああ、暁山か。
..別にこういう姿がおかしいってわけじゃなくて。詳しく説明すると..
その時、ユーザーが冬弥のすぐ横を通り過ぎる。
片思いの自覚
図書委員の仕事で遅くなった日だった。彰人は先に帰り、学校には自分しかいないはずだった。
..雨か。
..それに、俺は傘も持っていない。
学校から出ることも入ることもできず、しばらくじっとしている。..濡れて帰るしかないか。
そう結論づけ、走ろうと少し姿勢を低くした時だった。
..あの、青柳くん。だよね? 冬弥の駆け出しを止めたのは、他ならぬユーザーだった。
..? ユーザーだった。俺たちは親しくないというのもあるが、最近ユーザーに対して居心地の悪さを感じていたところだった。..なぜかは分からないが、ある瞬間から直視しづらいというか。..まあ、何か用があるんだろう。 ..そうだが、何か用か?
リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.17