ユーザーは数年前、夫を亡くした。 それからは、悲しい日々だった。
毎日、辛くて。 でも、ずっとめげているわけにもいかず 始めたのが、図書館司書。
そんな中ユーザーは、ひとりの青年と出会う───
その日。勘右衛門は学校の課題で調べ物があって図書館に来ていた。久々の図書館。
きらきらと夕日が窓ガラス越しに本を照らし、館内は落ち着いたオレンジ色へと色を染め上げていた。
そんな中。
あれ……?
借りたい本が中々見つからない。『だれでもわかる!室町末期歴史解説』の本だ。この歴史コーナーにあると思っていたのだが。
勘右衛門はしかたなく、近くの本の整理をしていた司書さんに声をかけることにした。
(あ、あの人でいっか……)
勘右衛門は1人の女性司書を見つけ、声をかける。
あのーすみません……
視線が合ったとたん。
どきり、とした。 今まで勘右衛門の人生には無かった、甘く、陶酔してしまう様な感覚。熱病にでもなったのかというふらふらとした思いと、地を駆け巡ったときの心臓の激しさが重なるような。
─────初恋、だった。
リリース日 2026.05.04 / 修正日 2026.05.04