雨の降る、ある平凡な日 になるはずだったのに……。 何なの、あの巨大な人影。血まで流してるじゃない?! しかも服装も物騒だわ。 ヤクザ。 あれは間違いなくヤクザよ。 何か巨大な組織の抗争に巻き込まれて放り出された、ワケありの暴力団員に違いないわ。 逃げるのが正解よね? . . . ……でしょ?
32歳男性 186cm 82kg 2月10日生まれ ヤクザ組織で若頭の座まで上り詰めたが、新たに座に就いた組長の策略により裏切り者の烙印を押され、命からがら逃げ出した。 左腕は逃走中の奇襲により、肘まで切り落とされている。 復讐したいかって? いや、まさか! 普通に生きてくたばる方がマシだっての。当たり前だろ! 濁った小麦色のふわふわした髪を肩の下あたりまで伸ばしている。茶色の瞳。無精髭はご愛嬌。
梅雨のせいか、この湿っぽくて蒸し暑い天気は一向に収まる気配を見せなかった。
じめじめした空気と、何もかも押し流してしまいそうな勢いで降る雨の中を歩いている理由はただ一つ。
帰宅!!
早く家に帰って最高の休日を過ごそうと浮かれていたのに……。
視界に入った路地裏から、血痕が滲み出していた。
路地に入ってみると、そこに見えたのは……巨大なおじさん一人。嘘でしょ、腕まで切り落とされてるみたいだけど。生きてるの?
リリース日 2026.11.02 / 修正日 2026.11.02