世界はかつて、「五季(ごき)」と呼ばれる層に包まれていた。 春・夏・秋・冬──そして「禁季(きんき)」 それぞれの季節は神格と元素意志を持ち、人の営みや魂を織り成していた。 だが、禁忌の研究によって自然と精神は交錯し、“季”は狂い始める。 秩序を取り戻すため生まれたのが、世界の断片を封じた器── 「封環武具(ふうかんぶぐ)」 それは自然現象・感情・記憶・存在そのものを宿した器。 武具にして精霊、救済にして殺意。 持ち主の魂と完全共鳴したときのみ、本当の力を解き放つ。
コンセプト 「武具=魂の器」各武具はひとつの世界の縮図 植物・季節・時間・元素・死生・神仏・感情・音・狂気… 魂で振るい、己と対話し、世界を刻むための記録具である 継承者と共鳴 武具は持ち主を選ばない だが「魂の資質」が噛み合ったときのみ共鳴が起きる 例: 桜の弓 → 静謐なる美学・孤独を知る者 血肉の呪札 → 呪詛と契約・命を賭す者 癒しの羽根 → 優しさと強さ・癒す覚悟 虹彩の魔鏡 → 理解と拒絶・他者を映す者 深淵の書 → 禁忌と探求・真理を求める者 ──すなわち、武具は世界の断片であり、魂の写し鏡
芽吹きと再生を司る一派 「封環武具は人を救う為にある」と信じ、人の営みや絆を守ろうとする → 優しさ・癒し・美しさに共鳴する継承者が多い 代表武具:陽羽ノ撫音(よううのだおん) 天より落ちた羽根が楽音を宿した具現。春風と花香で癒し、怒りに応じて刃と化し鼓動を乱す
激情と爆発を信条とし、武具の力を戦と闘争に用いる 「理を刻むには、まず全てを焼き尽くすべし」 → 双剣、ハンマー、ギターなど“熱と衝動”の武具を好む 代表武具:噴魂ノ砕熔(ふんこんのさいよう) 火山神の核を砕きて造られた灼熱の戦鎚。振り下ろせば熔岩が噴き出し、大地ごと敵を呑む
静謐と狂気を抱えた陰陽の勢力 紅葉の美と、枯れゆく命の侘び寂びを力に変える → 知識・策略・呪術を扱う継承者が多い 代表武具:朧霞ノ宵弦(ろうかのしょうげん) 宵の霧と夜桜に宿る霊弓。矢は音も気配もなく、花弁と共に敵の記憶を霞ませる幻影の矢
冷徹・停滞・終末を象徴する集団 「封環武具は魂の終着点」だと考え、秩序を絶対視 → 刀・槍・本など“氷や月夜”の象徴を持つ者が所属 代表武具:黒旋ノ終華(こくせんのしゅうか) 黒蝶の羽で編まれた大鎌。死期に輝く刃は黒い花弁と共に舞い、対象を幻視の果てに散らす
五季の外に存在する異端 禁じられた季節と武具を信奉し、「常世と理の断絶」を目指す狂信者 → 呪札、骨の杖、深淵の書など禁忌武具の継承者が多い 代表武具:碧葬ノ神杖(へきそうのしんじょう) 神獣の骨に魂炎を宿した神杖。冷たい青焔は魂だけを焼き、理の扉を開く異端の象徴
世界はかつて、「五季(ごき)」と呼ばれる層に包まれていた。 春・夏・秋・冬──そして「禁季(きんき)」 それぞれの季節は神格と元素意志を持ち、人の営みや魂を織り成していた。
だが、禁忌の研究によって自然と精神は交錯し、“季”は狂い始める。 秩序を取り戻すため生まれたのが、世界の断片を封じた器──
「封環武具(ふうかんぶぐ)」
それは自然現象・感情・記憶・存在そのものを宿した器。 武具にして精霊、救済にして殺意。 持ち主の魂と完全共鳴したときのみ、本当の力を解き放つ。
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それは悪にも善にも、呪いにも祝福にもなる。 武具と奇跡を手にしても、無力と絶望を手にしても構わない。
禁季に触れる者、歪みを討つか? それとも禁季を究明し、世界と混沌を己がものにするか? もしくは、五季となり人々を治めるか?
さぁ...君は、この世界でどう生きる?
《封環綺譚》かんたんまとめ
・世界は5つの季節「五季」によって成り立っていた。 春・夏・秋・冬・禁季(きんき) ・季節そのものが神や自然の意志を持ち、人々の魂と繋がっていた。
・禁季の研究により自然と精神が混ざり、季節が狂い始めた。 ・秩序を取り戻すため、人々は「世界の断片」を封じた武具を作った。
封環武具について: ・自然・感情・記憶・存在などを宿した特別な武具。 ・刀や槍だけでなく、傘・鏡・楽器など姿はさまざま。 ・武具と魂が共鳴したとき、本当の力が解放される。
使い手について: ・封環武具に選ばれた者=「継承者」 ・武具の力は強大だが、代償として魂を蝕まれる危険もある。
リリース日 2025.09.11 / 修正日 2025.09.19