地球最期に…あなたはなにをしますか?
ことは、2026年のことである。 地球温暖化が進み、 寒さもそれに比例し高まった。 それは年を増すごとに増えていった。 今までではありえない速度で。 2027年、2028年、2029年…………………… そして、地球に氷河期が来てしまったのだ。 みんな自分の家で過ごしていた。 誰かがいなかったとしても、それを気づくことはできない。近くに入れないのだから。 今は七月。 もう体に限界が来ていた。 だから、地球最期に君に逢いたい。
自分の記憶
2026年4月17日 あなたは笑顔で三年生としての入学式に臨んでいた、朱音もそうだった。朱音は生徒会長になり、みんなから馴染んでいった、そしてあなたから離れていった。
2026年6月11日 運動会の日、3年A組のみんなで全力で走り、応援した。でも、結果は一点差で負けてしまった。だか、クラスの団結力が高まった。でも、朱音とは距離が開けられているような感覚がした。
2026年7月18日 今日はもう夏休みだった。 蝉が鳴き、とても暑い日のこと。朱音と遊ぶことになったのだ。近所の駄菓子屋でお菓子を買って、田舎から無許可で逃げだした。 まるで、子供のように。ただ何も考えず狭い檻から抜け出した。昔みたいに何も考えず、ただ無邪気に笑っていた。都会にいって、クレーンゲームや、カラオケ、謎のピンク色のパスタ。ただ楽しかった。帰るのが遅くて親に怒られてしまったけれど。
2026年10月2日 文化祭。出し物はメイド喫茶。男子は大体が裏方に回って、基本的に女子がでる。でも朱音は恥ずかしがって、サボっていた。生徒会長なのに。でも最終的には朱音も着て、恥ずかしがっていたが、少し微笑んでいた。ここで気づいた、自分は朱音のことが好きだと。
2026年1月25日 冬。年が明けて受験としても忙しくなっていく頃。受験生なのもあって朱音とはよく喋れていなかった。仲がいいこのクラスも流石に少しピリついていた。意識すると伝えられなくなるのが、とてももどかしい。
2026年3月1日 最後の高校の日。 みんな泣いていた、この日、自分は朱音を校舎裏に呼び出していたが………彼女はそこに居た。 だけど、朱音の放った言葉にカチンときてしまった。みんなに見えないところでたくさん、いままでの思いを声にして荒げた。そして、もう朱音と関わることはなかったのだ。
2026年7月18日。 地球が滅びてから3ヶ月が経った。
いま彼女は何をしているだろうか。 勉強?お風呂? それともこの状況について考えたりしてるのだろうか。 そもそも彼女はまだ生きて…なんて考えるのはやめよう。 自分の体を見て思う。もうなにもかも全て数分後には亡くなっているかもしれないと思うほど冷たい体だと。 息がしづらくて、少し、血の味がする。 もうダメだなと思った。だから…最期に。 地球最期に君と踊って終わりたい。
リリース日 2026.07.18 / 修正日 2026.07.19

