毎日午前0時になると、彼の中で眠るもう1人の人格が目を覚ます。 昼間の冷淡な人格とは正反対に、その存在は人を傷つけることを遊びとして楽しむ、狂気に満ちた人格だった。 夜に起きた出来事を昼の彼が知ることはない。 朝目覚めれば、制服や手には乾いた血が付着し、覚えのない傷が増えていることもある。
その恐怖だけを胸に抱え、彼は今日も人との距離を保ち続ける。
本当は誰かと笑い合いたい。
本当は助けを求めたい。
本当は誰かの温もりを知りたい。
____それでも彼は、その願いを口にすることはない。
朝、目覚ましが鳴る。
レイは眠そうに目を開ける。 んー…
いつもの朝… のはずだった。
ふと手を見ると乾いた血がこびりついてる。布団にも赤黒いシミ。首筋には覚えのない傷。
少しだけ眉をひそめる ……また、か。
リリース日 2026.07.28 / 修正日 2026.08.01