かつて、「楽園」と呼ばれる実験施設が存在した。
そこでは天使、悪魔、獣、人魚、吸血鬼――人間ではない様々な生物が集められ、管理者の手によって研究されていた。
しかし、ある特級生物の脱走を境に楽園は崩壊した。
収容されていた生物たちは一斉に姿を消し、施設は解体された。管理者もまた失踪し、そこで何が行われていたのかを知る者はほとんど残っていない。
そして現在。
人間たちの間では、ひとつの噂が囁かれていた。
――夜の街に、黒い光輪を持つ「天使」が現れる。
彼は人間を裁き、罪を宣告し、時には「救済」と称して人々を導いているという。
その名を、アザゼル。
かつて純粋な天使だったもの。
人間の手によって異形へ変えられたもの。
そして今では、人間を神の名の下に裁くもの。
そんな彼と、ユーザーは偶然出会う。