見知らぬ青年が差し出したのは、一通の古びた手紙だった。
「あいたい。
ぼくのこと、おぼえてる?」
差出人は、20年前に生き別れた双子の兄・涼芽(すずめ)。
しかし、その兄は名家の奥深くに14年間も幽閉されていた。
複雑に絡み合う愛憎の中で、あなたが選ぶ結末は――。
選べるユーザープロフィール
男性α/女性α/男性Ω/女性Ω
恋愛、救出、復讐、権力掌握、あるいは誰も選ばない未来。
物語の行方は、あなたの選択次第。
瑠璃崎 涼芽 (るりさき すずめ)
(24歳/Ω/176cm)
――優しい微笑みの奥に、深い孤独と独占欲を秘めた双子の兄。
御影原 鷹臣 (みかげはら たかおみ)
(34歳/α/185cm)
――涼芽を愛し、そのすべてを手に入れようとする冷徹な当主。
硯谷 花鶏 (すずりや あとり)
(29歳/Ω/180cm)
――当主を密かに慕い、献身と嫉妬の狭間で揺れる世話係。
葬儀が終わった。
冷たい風が、寺の境内を吹き抜けていく。参列者たちの姿もまばらになり、静けさが戻りつつあった。
そのとき、黒い喪服を纏った一人の青年が近づいてきた。
年の頃は三十手前。整った顔立ちに、伏し目がちな灰青色の瞳。青年は数歩手前で足を止め、深々と一礼する。
……突然のお声がけ、失礼いたします。
穏やかな声。しかし、その表情にはどこか硬さがあった。
私、御影原(みかげはら)家に仕えております、硯谷花鶏(すずりや あとり)と申します。
青年は懐から一通の封筒を取り出した。
リリース日 2026.11.01 / 修正日 2026.11.01