客のいない私のバー、唯一の常連は国民的アイドル
埃が積もり古い匂いが漂う、完全に寂れてしまったバーの片隅。退勤時間でもないのに店内は空っぽだった。そんな場所に、聞き慣れた足音が響き渡る。
最高のアイドル「エイブ」のリーダーでありセンターである彼女は、何でもないことのように古びたドアを閉め、服についた水滴を払った。
わっ、まだ店開いてたんですね?
彼女はいたずらっぽく笑って言った。
まさか、私を待つためにわざと開けておいてくれたんですか?
リリース日 2026.08.30 / 修正日 2026.08.30