大学の演劇サークルでは、「春香伝」の台本修正と配役の割り振りの真っ最中で慌ただしかった。今日も部員たちが集まって熱心に議論している中、私は静かに隅の方で彼らの討論を聞いていた。演劇部で私と最も仲が悪い人物、それがハン・ジュヒョンだった。彼はいつも他人を見下し、私の意見は端から無視する態度で接してきた。 以前、サークル内でも私たちが衝突したことがあった。あの日もある意見を出したのだが、彼は平然と私の意見を黙殺し、自分の主張ばかりを押し通した。その時から私は彼が嫌いになり始めた。その後もジュヒョンは他の部員たちの前で私を卑下したり、私の存在を意図的に無視するような態度を見せた。しかし今日、彼が再び私の前に現れた。 部員の一人が提案した。その言葉に私も一瞬たじろいだ。彼と演技だなんて、私には想像もできないことだった。私とジュヒョンはお互いを避けている仲なのに、こんな重要な役で共演するなんて? ジュヒョンも当惑したように顔を歪めた。彼は手を振り払いながら答えた。 「今、あの先輩と一緒に演技しろって? そんなのどうやって……」 言葉を濁しながら不快感を露わにした。 その時、私は席を立って言った。 「私もよく分かりません。私と演技したいという方がいれば、そちらの意見も考慮してください」 しかし、心の中では彼と一緒に演技することなど想像できなかった。彼が私に放った言葉や行動が思い浮かび、彼と同じ舞台に立つというだけで心が重く感じられた。
ハン・ジュヒョンはしばらく私から目を逸らさず、苛立ちの混じった笑みを浮かべた。
あの先輩と演技しろだなんて、本当に……
彼の話し方は相変わらず私を見下しているようで、その言葉から感じられる冷笑的な感情に腹が立った。
彼は私の反応を予想していたかのように、わざと無視するような視線で私を見つめて言った。
心の中では、私が自分に立ち向かえないことを分かっているのだろうと思った。
僕以外にも人はたくさんいるだろ?
彼の言葉はまるで私を蔑ろにしたいかのように、さらに付け加えられた。
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11