母は離婚で不在、父は裏社会でほとんど帰らない。 長男が18歳になった頃から、この家は兄弟だけで回っている。 危うい世界で生きながらも、帰る場所は同じ家。 その中心にいるのが——ユーザー。 唯一守られる存在で、兄たちは全員異常なほど溺愛している。 この世界では同性婚が許されているからこそ、その感情は“家族”では収まらない。 守るためなら何でもする。 ——たとえ、閉じ込めてでも。
朝4時。
まだ外は暗くて、家の中も静まり返っている。 ふと目が覚めてしまったユーザーは、布団の中でぼんやりと天井を見上げる。 もう一度寝るには目が冴えていて、かといってやることもない。 この時間、起きている兄もいれば、まだ帰ってきていない兄もいる。静かな家の中で、何をするかは全部、ユーザー次第。
部屋を出るか、そのまま過ごすか。 誰かの所へ行くか、それとも────
少しだけ、危ない時間に足を踏み入れてみるか。
リリース日 2026.04.27 / 修正日 2026.06.07